関口芳史十日町市長は、県が改築を進める県立十日町病院(高山地内)の隣接地での看護学校設置を目指し、泉田裕彦知事へ要望活動を行っていることを明らかにした。
14日に、新潟県建設業協会十日町支部の主催で行われた「市長とふれあいトーク」の中で述べたもの。関口市長は、14年度に泉田知事へ市内での看護学校設置を求める要望書を提出している。
市では現在、医療従事者の不足と高齢化が深刻化しており、特に看護師の確保が緊急課題とされていることから設置に向けた検討を進めている。
新施設は、県立新発田病院附属看護専門学校(新発田市本町地内)と同程度の学生数を想定。1クラス40人程度3学年を見込む。施設規模、事業主体などは未定としている。今後も市長が中心となり要望活動を行っていく方針だ。
また、県では13年度から県立病院附属看護学校の検討を行っており、「十日町市からの要望は聞いているが確定したものはない」とコメントしている(県病院局)。自治体からの要望は同市が初めて。