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建通新聞社(静岡)
2016/03/16

【静岡】静岡県の日本平シンボル施設建築設計 公開プレゼンに6者

 静岡県は11日、日本平山頂シンボル施設建築工事設計業務の公募型プロポーザルで、公開プレゼンテーションとヒアリングを行い、46者の応募の中から6者が提案内容を説明した。発表者がイメージパースなどを使って説明した後、審査委員会(委員長=遠山敦子トヨタ財団理事長)が県産材の活用、来訪者の動線、コスト管理などについて質問した。
 発表者名を伏せた中で行われたプレゼンでは、広島と静岡の建築家の共同企業体、女性建築家、国立科学博物館本館改修などの設計に携わった事務所などの6グループが、日本平山頂シンボル施設、前庭、展望回廊について提案した。
 シンボル施設については、3重の屋根が室内に回遊性を与えた3層構造の楼閣建築、伝統技術と先端技術を融合した木造建築、木で支える合理的な八角形構造の施設、庭園に開く和傘のような施設など。展望回廊については、シンボル施設と一体となった富士山が見える桜舞台など三つの回廊舞台−といった提案があった。
 今後は、17日に最優秀者と優秀者の特定結果を通知し、3月下旬に設計業務の委託契約を結ぶ予定。設計業務の履行期限は、2017年1月31日(ただし基本設計は16年6月30日)。


提供:建通新聞社
(2016/3/16)

建通新聞社 静岡支社