大分市が24年3月に策定した、市立小中学校適正配置基本計画で、優先順位が2位に位置付けられている、野津原中学校区内の野津原東部、中部、西部の3小学校が30年4月1日、1校に統合されることが決まった。統合後は、東部小学校の施設を利用する。今後は、閉校式典、新校名、校歌などを統合準備委員会が29年度まで検討する。
市では、小学校が過小規模校、建築年数が50年以上の校舎が含まれる6中学校区で、小学校の統廃合計画を立てている。すでに、優先順位1位の碩田中学校区で、荷揚町、住吉、中島の3小学校を統合して碩田中と小中一貫校になることが決定し、29年4月に開校する。また、優先順位2位の神崎中校区では、木佐上小が27年度から、大志生木小が28年度からこうざき小に統合される。また、優先順位3位に位置付けられている3中学校区でも、これから動きが出てくるとみられる。
優先順位3位の中学校区の計画は次の通り。
▽大分西中学校区(八幡小、神崎小、西の台小の一部、春日小の一部)=神崎小を八幡小に統合し、八幡小を小規模特認校指定
▽戸次中学校区(戸次小、上戸次小)=上戸次小を戸次小に統合し、戸次中と小中一貫教育の実施
▽竹中中学校区(竹中小)=竹中小、竹中中を当面存続、小規模特認制度導入検討による学校教育の充実。
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大分建設新聞社