鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部大阪支社は14日、あわら市柿原、清王および高塚地内「北陸新幹線、柿原トンネル他」をWTO対象の一般競争入札で公告した。総合評価(施工体制確認型)適用案件。3者または4者による特定建設工事共同企業体が条件。申請書の受付は4月14日まで。開札は5月30日に実施。
資格については、3者の場合は代表者が土木の客観点数1400点以上、構成員は出資比率第2位が1200点以上、第3位が1000点以上1200点未満(福井県に本社を置く者は950点以上1200点未満)、4者の場合は第2位まで同じで、第3位が1000点以上、第4位が1000点以上1200点未満(同)。
また、施工実績は(1)内空断面積50平方メートル以上、延長1000メートル以上のNATM工法による鉄道トンネル新設(2)NATM工法によるトンネル新設(3)トンネル新設(4)土路盤新設|のうち、代表者が(1)および(4)、第2位が(1)または(2)のいずれかおよび(4)、第3・4位が(1)〜(4)のいずれかとし、機構における実績の場合は成績評定点65点以上とする。
工事概要は、高崎起点399キロ810メートル〜402キロ380メートル(延長2570メートル)間の柿原トンネル(延長2530メートル)、補強土橋台1基、RC橋台1基、路盤(延長40メートル)の施工。
概算数量は、トンネル掘削(NATM)2530メートル、覆工コンクリート2530メートル、インバートコンクリート2530メートル、斜坑掘削180メートル、補強土橋台1基、RC橋台1基、盛土路盤40メートル、路盤鉄筋コンクリート2570メートル。
使用する主な資機材は、生コンクリート約4万4000立方メートル、鉄筋約2600トン、セメント約6000トン、鋼製支保工約2600基、ロックボルト約2万3500本など。
工期については45カ月となっている。