四日市市は、大規模災害時に消防・自衛隊の受援スペースや、応急仮設住宅の建設用地となる「総合防災拠点」を整備する。2016年度当初予算案に約2億9000万円を計上し、用地取得に向けた測量、地質調査に着手する。用地取得などが順調に進めば、17年度に約2万5000平方bの造成工事を発注する予定だ。
整備場所は寺方町、曽井町地内の敷地面積約2万5000平方b。現況は更地。全面にアスファルト舗装を施し、周辺はフェンスで囲う。用地取得の進ちょくにもよるが、17年度に実施設計と造成工事に着手し、18年度に完了したい考え。
敷地の活用方法の内訳は▽災害対策本部一時退避時の公用車や参集職員の駐車スペース(約5000平方b)▽救援物資の第1次受け入れ拠点、市内3カ所の拠点防災倉庫へ輸送する物資の荷捌き場所(約1万平方b)▽支援部隊のオープンスペース、災害対応車両やボランティアなどの集結・野営場所(約1万平方b)―。これらの緊急対応スペースとして使用した後、約2万平方bが応急仮設住宅の建設用地となる。
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建通新聞社