保安用品のレンタルと販売のホクシン工業(金沢市 北川義信社長)は、工事現場の安全を守るバリケード「じゅらちっくスタンド」を福井県内で3月よりレンタルを開始した。
県内初の公式キャラクターを採用した同バリケードは県が推奨している「ジュラチック」と企業のコラボレーションの一環として、八木熊(福井市)が製造したもので、ホクシン工業が取り扱う。
「ジュラチック」とは、福井で見つかった新種の恐竜化石にちなんだキャラクターたちのことで、恐竜王国福井を応援するために、様々な活動を行っており、県を代表する人気キャラクターである。
これまでにも多くのグッズなどが製造されているが、工事用品は初の試み。公共の場で大勢の人の目に触れる商品として、関係者の期待も高まっている。
何かと危険が多いと言われている工事現場において、「じゅらちっくスタンド」の鮮やかなグリーンは昼間の雑踏の中でも工事区間を明確にする。
また、目や口、足元の卵の部分に採用された超広角反射シートにより、夜間の視認も向上させ、第三者や工事関係者の安全な空間を確保。
さらにキャラクターのデザインを活かしながらも、安定性や現場の施工性を損ねることない形状を意識して製作されている。
こういった意識のものづくりは、同社が全国に先駆けて開発した樹脂製スリム看板「エコプラボード」や衝撃緩衝バリケード「セーフティガード」など、多くの製品を開発した際のコンセプトである「現場をより安全にするものづくり」が元となっている。
今後、福井国体や北陸新幹線延伸など、大きな変化と発展を遂げる福井に、同社は「工事現場やイベント会場などに使用することで県内外の人々に、恐竜王国福井を発信することが出来る」と述べ、「じゅらちっくスタンド」で地域貢献に意欲を見せる。
商品の問い合わせは、嶺北地区は同社福井営業所(0776|67|8989)嶺南地区は小浜営業所(0770|52|7780)まで。