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建設経済新聞社
2016/03/14

【京都】伏見北部の津知橋幹線に着手 28年度から約5ヵ年で工事

 京都市上下水道局は、合流式下水道の改善の取り組みとして28年度から伏見北部地区の津知橋幹線に工事着手する。
 汚水と雨水を1つの下水道管で排水する合流式下水道は、大雨時に汚水の混じった雨水が河川へ一部放流され、水環境への悪影響が公衆衛生上問題になっており、合流式下水道の改善として貯留管の整備等が進められている。
 津知橋幹線は伏見北部地区において雨天時に東高瀬川に放流される下水を一時的に貯留するもので、口径2500o、延長1150mで計画。貯留量は概ね5600m3を見込む。一時貯留した下水は処理場で処理を行った上で晴天時に放流する。
 工事ではシールド工法を採用する。貯留管の設置場所は津知橋通の下でルートは京都市上下水道局ポンプ施設事務所・住吉ポンプ場(伏見区北端町)〜近鉄伏見駅南側付近。
 28年度から工事着手する。事業期間は32年度までの約5年間の予定。
 詳細設計は大建技術コンサルタンツ(大阪市中央区)が担当。
 京都市上下水道局は、28年度当初予算案に合流式下水道の改善として13億5000万円を計上した。