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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/03/08

【茨城】潮来市が新年度予算案を公表

 潮来市(原浩道市長)の2016年度当初予算案が明らかになった。主な事業としては主要道路等整備事業に5億4018万8000円、道の駅いたこ改修事業に5285万3000円、公共下水道整備事業に7億4120万1000円を計上。震災復興事業の日の出地区液状化対策事業には4億8940万9000円の充当し事後調査を実施する。(3面に主な事業)
 一般会計は127億900万円で前年度当初比30・9%の減少。このうち普通建設事業費は16億3914万円で同78・8%の大幅なマイナスとなった。この主な要因は震災復興に関する予算の縮小によるもの。
 主要道路等整備事業では、潮来インター地区の市道(潮)1384号線(L約370m)交差点の拡幅や永山地区の市道(牛)2279号線(L約200m)バイパス道路の整備などの事業に着手し、年度内の工事完了を目指す。
 道の駅いたこは、開業から14年が経過していることもありリニューアルのための改修に着手。農産物直売所「新鮮市場伊太郎」の売り場を現在の160uから350uに増築する。予算額は5285万3000円。リニューアルオープンは17年4月の予定。
 また、地域公共交通整備事業として水郷潮来バスターミナルのハブ化を進める構想があり、その一環としてバスターミナルの駐車場を整備する。予算額は2734万8000円。
 日の出地区液状化対策事業は本年度で復旧工事が完了するため、4月から地下水を低下。新年度はその影響などの調査を行う。家屋約2000戸を対象にした事後調査、地下水のモニタリング検査などに4億8940万9000円を充てる。
 新規事業では、認定こども園増改築事業のため5250万円の補助金を準備。増築するのは認定こども園しらほ園(大生1106―4)で、新年度中に保育室を2部屋増築する計画。その他の新規事業では、中央公民館体育室と牛堀公民館の耐震補強工事などに5076万1000円、防災行政無線施設整備事業に2106万円の事業費を充当した。
 特別会計では、下水道事業が18億9675万7000円で前年度当初比0・3%減。主な事業として新宮・水原地区、須賀曲松地区の管路整備と延方中継ポンプ場の長寿命対策工事に7億4120万1000円を計上した。