県高崎土木事務所は近く、西毛広域幹線道路(西毛広幹道)高崎工区で計画する上越新幹線を越える跨線橋の予備設計を指名通知する。特殊な設計となるため指名業者は県外の大手コンサルになる見通し。延長は約400m。このほど発注された高崎工区全体の予備設計と共にルート選定などを含めてまとめる計画だ。本年度最後の発注となる今回はこのほか、整備が進む西毛広幹道高崎西工区の小堀川橋梁の橋脚工事、渋川松井田線の榛名山町での法面対策工事など、工事4件と委託1件が指名通知される。
今回発注される上越新幹線の跨線橋は、西毛広幹道高崎工区の中でも最大級の構造物。地上25〜30mに達する長大橋が予想される。特殊な設計となるため、本線の予備設計とは別に近く、県外の大手コンサルに設計を依頼する。跨線橋は延長400mを見込む。運行している新幹線の上に跨線橋を架ける工事は、珍しいという。
高崎工区は県道高崎渋川線(棟高町)の西側から高崎東吾妻線(箕郷町上芝)までの延長3・15km。このほど本線の予備設計が発注され冨永調査事務所(高崎市)が担当することが決まった。今秋にはルートなどを固めて地元に説明する計画だ。
整備が着実に進む西毛広幹道高崎西工区の、小堀川橋梁P3橋脚の発注も行われる。壁式橋脚で、L172m、W6m、H21・6m。新年度に用地買収が順調に進めば、P2橋脚とA2橋台の発注も行われる見通しだ。上部工はPC4径間連続箱桁橋、下部工は逆T式橋台。本年度は、A1橋台とP1橋脚が完成した。
補正予算を受けての追加工事も発注する。県道渋川松井田線榛名山町地内の法面対策工(分割1号)を計画。榛名神社の南側で延長100mの区間が対象となる。既設のポケット式落石防護網工690uや吹付モルタル11