富山市は16年度、八尾、杉原両中学校の八尾地域統合中学校整備事業として基本計画やPFI調査などに着手する。当初予算案に3100万円を計上、債務負担行為900万円を設定した。
建設場所は八尾町井田地内の八尾コミュニティセンター南側で面積約3ヘクタール。16年度は敷地決定・測量、土地収用法・事業認定、農振除外、農地転用、開発行為の手続きを行い、学校施設の基本計画を策定する。計画に基づき、PFI導入に向けた事業可能性調査に取り組む。
八尾中(福島上野)は62年にRC造3・4階建ての校舎が完成し、順次、体育館や特別教室棟などが整備された。建物延床面積約8491平方メートル。杉原中(大杉)は78年に建設、87年と93年に増築された。建物延床面積約5420平方メートル。
八尾地域自治振興連合会が13年、老朽化の著しい両校を統合した新たな中学校の建設を求める要望書を提出。17年には同センター周辺で建設するよう申し入れていた。