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　金沢市議会３月定例月議会は１０日、本会議を再開し、代表質問に田中展朗（自民）、中西利雄（みらい）、澤飯英樹（市政刷新）、秋島太（公明）、森尾嘉昭（共産）の５氏が登壇した。
　田中氏が新しい交通システムの導入に向けた取り組みなどを質し、山野之義市長は「明年度に学識経験者を交えた検討委員会を設け、採算性や効果、問題点を明らかにしながら金沢にふさわしい機種やルートの選定などを検討していく。国、県にも検討委に参画いただき、さらなる連携強化を図りたい」と述べた。
　インターナショナルブランドホテルの誘致や、開発事業者の選定などに関し、山野市長は「市長に就任した早い段階から具体的な取り組みを進めるなか、大変大きな関心を持つデベロッパー、ホテル関係者も多い。４月にはプロポーザル方式で提案を受けたい」とし、「２０２０年の東京五輪開催にあわせ、金沢の新たなランドマークになると期待している」と、中西氏に答えた。
　澤飯氏が都心軸の再整備などについて質問し、「片町Ａ地区に続く再整備では隣接する都心軸沿線地区で地元権利者の方々と意見交換を進め、事業化を目指す地元のまちづくり組織が立ち上がった」と説明した上で、「今後は地元組織が地区全体の将来ビジョンを描き、完成後の管理、運営までを一貫して取り組むエリアマネジメント手法による再整備を促していきたい」と述べた。