北海道建設新聞社
2016/03/11
【北海道】道厚生連の16年度設備投資は帯広病院新築など74億円
北海道厚生農業協同組合連合会(道厚生連、小野寺仁会長)は10日の臨時総会で、総額74億1964万円に上る2016年度固定資産取得(設備投資)計画を決めた。3月下旬に着工する帯広厚生病院移転新築の出来高・監理料や旭川厚生病院のエレベーター改修、札幌厚生病院の超電導磁気共鳴診断装置などの整備を盛り込んだ。
帯広厚生病院は、老朽化や度重なる増築による診療部門の分断といった課題を解消するため、帯広競馬場近くの帯広市西14条南9丁目に移転新築する。新病院は延べ約6万3500m²の規模で計画し、18年10月の全面開業を予定する。
このほか、将来に向けて、他の総合病院や特養老人ホームの計画的な整備が必要となることから、財務基盤の構築と、これまで以上の財務の健全化を図る方針を示した。
予算措置した事業は次の通り。(カッコ内は予算額)
◇建物付属▽旭川・エレベーター改修ほか(4699万2000円)▽帯広・北棟吸収式冷凍機用冷却塔(1321万2000円)▽網走・LAN配線整備ほか(6163万1000円)▽美深・ナースコール更新(1300万円)
◇器械備品▽旭川・シンチレーションカメラほか(3億7734万7000円)▽帯広・マンモグラフィーほか(5億4318万9000円)▽札幌・超電導磁気共鳴診断装置ほか(4億2953万8000円)▽遠軽・低温プラズマ滅菌器ほか(7615万8000円)▽網走・エックス線造影診断装置ほか(9194万2000円)▽倶知安・超電導磁気共鳴診断装置ほか(1億1931万2000円)▽一般病院・自動分析機ほか(1億26万9000円)▽本部・文書管理システムコミュニケーション機能追加ほか(963万円)
◇建設仮勘定▽帯広・移転新築第1回出来高・監理料(55億3742万円)