日本工業経済新聞社(山梨)
2016/03/09
【山梨】ふるやグループで発電事業 甲斐市のバイオマス構想
4日に開かれた甲斐市議会定例会の代表質問のなかで、同市が進めるバイオマス構想における発電プロジェクトは、ふるやグループを事業者として進める考えを明らかにした。内藤久歳議員の質問に保坂武市長が答えた。
バイオマス産業都市構想を質問項目に取り上げた内藤議員は、事業者のほか燃料調達計画や進ちょく状況について問いただした。
これに対し保坂市長は「事業提案も行い、新エネルギー産業技術総合開発機構のバイオマスボイラー実証事業にも取り組んでいる、ふるやを中心とするグループと事業を推進する」と答弁。同グループは構想地域内における設備認定も受けているとしている。
原料調達については「年間に必要と見られる11万5700tのうち6万1500tを県内から」との見込みを示し、進ちょくは「用地の農振除外について県と協議を進めているところで、来年度中には許可が得られるのでは」との見通しを語った。
また、新年度予算にからんで小中学校音楽室へのエアコン設置の質問に対しては、勝村秀彦教育長が「竜王、敷島地区の小学校9校、中学校4校に合計20台整備。新年度早々に工事発注し、7月上旬の稼働を目指す」と答えた。なお、小学校は1校当たり2〜3台、中学校は同じく2〜4台が予定されている。