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北陸工業新聞社
2016/03/09

【富山】設計者養成へ50人が手法学ぶ/中大規模木造の建築推進で/県建築士会

 富山県建築士会は8日、富山市のサンシップとやまで、「中大規模木造建築物の設計者養成講習会」(DVD講習)を開催した。共催は、木を活かす建築推進協議会、日本建築士会連合会、中大規模木造プレカット技術協会。
 この日は約50人が参加。冒頭、県建築士会の中野健司会長が、「私も含め、われわれは木造をあまり習ってこなかった世代。2010年に公共建築物の木材利用促進法が制定されたが、実施体制が整っていない状況で今日を迎えている。今回、日本建築士会連合会がテキストを作成し、勉強する環境になった。設計者自体が木造を勉強し直し、地域の中で先頭に立って進めていく必要がある」とあいさつ。
 講習では、流通材とプレカットを用い経済的・合理的に中大規模木造をつくるための設計手法の要点をDVDで解説。中大規模木造の設計上のハードルや課題の解決策、建築計画の手順を紹介したほか、木質材料の規格と流通材や木造用接合金物、木材の耐久性処理などに関する基礎知識を説明した。終了後、修了証が交付された。

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