北陸地方整備局の社会資本整備審議会道路分科会「第5回北陸地方小委員会」(委員長・丸山久一長岡技術科学大学名誉教授)が8日に開かれ、「一般国道470号(能越自動車道)田鶴浜七尾道路」の16年度新規採択が「妥当」とする判断が示された。
この日は、新潟県の長岡会場(長岡国道事務所)と金沢会場(金沢河川国道事務所)において北陸地方小委員会では初となるTV会議方式で審議した。
審議では、新規事業採択時評価として、能越自動車道の唯一の未事業化区間の一部を整備し、近年活性化している能登地域への観光振興、企業活動を支援する田鶴浜七尾道路の重要性が示された。今後、今委員会が妥当として了承した結果を本省の分科会に報告し、新規事業化へ具体的な協議に入る。
田鶴浜七尾道路は七尾市三引の田鶴浜ICを起点とし、同市千野の七尾IC間を終点とする延長9・5キロの高規格幹線道路。田鶴浜ICから病院西IC(仮称)までの6・1キロが現道活用区間、病院西IC(仮称)から七尾IC間の3・4キロが新設区間となる。
なお、新設区間には鷹合川橋、JR七尾跨線橋、笠師川橋、七尾IC橋(いずれも仮称)の4橋りょう架設が計画されている。
全体事業費に約95億円を見込む。