日刊建設工業新聞
2016/03/09
【鳥取】県土整備部 新規事業化へ11カ所予備調査
県土整備部は2016年度、道路の新規事業化に向けて11カ所を対象に予備調査を実施する。単県道路調査費7500万円を当初予算案に盛り込んでおり、17年度以降、国交付金を活用した整備を目指す。
鳥取鹿野倉吉線の三朝町坂本は、三徳山に通じるバイパスを想定しており、用地基礎調査や概略設計に着手する。俵原青谷線の鳥取市青谷町山根では、「青谷日置郵便局」付近の拡幅を計画し予備設計を進める。また、安来伯太日南線の日南町矢戸は「大入峠」の改良を検討。冬期の通行をスムーズにできないか概略を練る。
山陰道・北条道路の事業再開に合わせた動きでは、湯梨浜町・はわいICから田後までのアクセス道路の調査、北栄町・北条JCTの都市計画決定に向けた資料作りを15年度に引き続いて進める。
いずれのカ所も調査費は500万円から1000万円。各県土整備事務所や局は4月早々に委託業務を発注し、新規事業化に向けて具体的な中身を検討する。調査カ所は次の通り。
▽主要地方道鳥取河原線(鳥取市倭文)=歩道▽県道小河内加茂線(鳥取市河原町小河内〜神馬)=待避所▽県道俵原青谷線(鳥取市青谷町山根)=現道拡幅▽県道倉吉東伯線(倉吉市国府)=歩道▽主要地方道鳥取鹿野倉吉線(三朝町坂本)=バイパス▽北条道路アクセス道路(湯梨浜町はわい長瀬〜田後)=調査(継続)▽国道313号(北条JCT)(北栄町弓原浜)=事業評価資料作成(継続)▽境港旅客船ターミナル整備に伴う交通ネットワーク円滑化検討(境港市内)▽主要地方道安来伯太日南線(日南町矢戸)=大入峠・改良検討▽国道181号(武庫工区)(江府町武庫)=道路概略設計。