四日市市が国体関連整備で改築する中央緑地体育館について、建設費が当初見込んでいた57億円から97億円に増える見通しとなった。資材の高騰などが主な要因としている。
新体育館の想定規模はアリーナ面積約3200平方b、延べ床面積約1万5000平方b。3000席程度の観客席など。
市は当初の概算で、他市の事例を参考にしながら建設費を57億円程度と想定。しかし、現在進めている基本設計での概算では97億円程度になるという。
同事業では、入札不調を防ぐため、計画・設計段階で施工者が参画し、施工のノウハウを反映した設計をまとめるECI方式(アーリー・コントラクター・インボルブメント)を導入する。市はできるだけ早期に基本設計のめどを付け、2016年度に工事を発注したいとしている。
基本・実施設計は、17年3月15日までの設計工期で久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)に委託して進めている。
提供:
建通新聞社