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北陸工業新聞社
2016/03/05

【富山】建築職人アーカイブ発刊へ/技術の変遷を小冊子に記録/県建築士会/16日、記念シンポ開催

 富山県建築士会(中野健司会長)は、建築関係職人が果たしてきた役割を調査し、技術の変遷を記録に残した小冊子「建築職人アーカイブ」を3月中旬に発刊する。併せて、16日には、富山県総合福祉会館(サンシップ)で発刊記念シンポジウムも開く。
 建築士会の創立60周年記念事業として、11(平成23)年から取り組んだ「職人アーカイブ事業」の最後の事業と位置付け実施する。
 約3年余りで78人の職人に話しを聞き、毎月の会報に連載。加えて、職種ごとの団体役員など16名にも技術史を語ってもらうことで、終戦後の建築生産の大きな変化を俯瞰できるようにまとめた。
 定価1500円(税込1620円)。3月下旬から一般の書店で販売する。発刊とシンポ開催に当たっては、建築技術教育普及センターの助成を得た。
 なお、10日までにファックスで申し込めば、先着200名まで、1人1冊1300円(税込)の特別価格で頒布する。
 一方、発刊を記念したシンポジウムは、建築職人の技能のこれからの展開を願い「職人技術のゆくえ」と題し開催。様々な立場の人が参加して話し合う。
 基調講演とコーディネーターは、近江美郎氏(おおみ設計代表)が務める。パネラーとして、濱田修氏(濱田修建築研究所代表)、藤井圭一氏(藤井工業代表)、若松聡氏(松匠代表)、寺西一貴氏(彩築舎代表)、長谷川敬雅氏(中岡建具店代表)、小林英俊氏(富山県建築士会専務理事)が参加する。
 定員300名。参加費は無料(誰でも参加可)。時間が14時から。
 問い合わせは、建築士会(電話076|482|4446)まで。

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