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　ひたちなか市（本間源基市長）が２０１６年度当初予算案を公表した。主な事業として、小中学校・幼稚園耐震補強に24億１１９８万円、子育て支援・多世代交流施設整備に４億８９６６万４０００円、上坪浄水場更新に２億３８２４万８０００円、六ッ野スポーツの杜公園整備に２億５０１万７０００円、親水性中央公園整備に１億６６５４万円、那珂湊支所新庁舎建設に１億９９４０万円を計上。道路関連では、東中根高場線４車線化調査に２０００万円、東石川高野線道路改良に１億２０１５万円を盛り込んだ。国体関連では、既存運動施設を改修する費用３億３７３３万４０００円を予算化した。（３面に主な事業）
　一般会計の総額は５１９億５５００万円。前年度当初に比べて１・４％、金額にして７億３１００万円の増加となった。普通建設事業費は73億３３９２万円で０・５％（３４００万５０００円）の減。
　小中学校・幼稚園耐震補強事業では、学校施設耐震化整備計画に基づき、３小学校（勝倉、三反田、那珂湊第三）の校舎改築、勝田第二中学校の校舎改築および耐震補強、高野と那珂湊第三両幼稚園の園舎耐震補強を予定している。
　子育て支援・多世代交流施設整備は、�鞄�立ハイテクノロジーズが所有していた施設「サイエンスラボラトリ」（石川町11−１）の土地と建物を取得し、既存の青少年センター（勝田中央14−２）と生涯学習センター（勝田中央14−９）を集約した施設に改修する。
　建物は１９９０年12月に竣工し、２００３年に一部増築した。規模はＲＣ一部Ｓ造４階建て、延べ３７０６・１５�u（１階＝１６３９・６８�u、２階＝１２２８・３９�u、３階＝７８８・０８�u、４階＝50�u）。基本・実施設計は�鞄�立建設設計関東支社（ひたちなか市）が担当し３月25日までにまとめる。
　上坪浄水場更新事業は、既存施設（市毛１２００）が老朽化しているため、近隣地に移転、改築する。建設地は筑波台アパート跡地と民有地を合わせた３万３０００�u。新年度から本格的に工事を開始し、21年度の供用開始を目指す。詳細設計は�鰍mＪＳ茨城出張所（水戸市）が担当し、本年度内にまとめる。
　六ッ野スポーツの杜公園整備事業は、東石川地内の既存公園が手狭なため、同地内で進む六ツ野土地区画整理事業地に新たにグラウンドを整備し機能移転する。全体面積は４・５ha。内部には、サッカーやソフトボールが可能な多目的スペースを設ける。新年度は造成工事を進める。
　親水性中央公園整備事業は、長堀町地内を流れる中丸川流域において、憩いと安らぎの場を整備する。計画地は、ひたちなか西警察署（東石川８９７−２）の南側から市立長堀小学校（長堀町３−５−１）の西側部分まで。全体面積17haのうち14haを公園として整備する。新年度は長堀橋南側エリアのビオトープの整備に着手する。
　那珂湊支所新庁舎建設事業は、和田町にある既存庁舎の老朽化に伴い、防災機能や地域の歴史に関する資料の展示スペースを備えた新たな庁舎を建設する。
　東中根高場線４車線化調査事業は、高場陸橋の交通渋滞緩和や利便性向上が目的。新年度は４車線化に向けた基礎的な調査を行う。
　国体関連の体育施設整備事業は、総合運動公園陸上競技場と松戸体育館の建物改修、市民球場のスコアボード改修を行う。