国土交通省は3日、16年度予算に向けて、「一般国道470号(能越自動車道)田鶴浜七尾道路」について、新規事業採択時評価の手続きに着手した。
田鶴浜七尾道路は能越道で唯一、事業に着手していないミッシングリンク区間。起点は七尾市三引の田鶴浜ICから終点が同市千野の七尾IC間の延長9・5キロ。田鶴浜ICから病院西IC(仮称)までの約6・1キロが現道活用区間で、病院西IC(仮称)から七尾IC間約3・4キロが新設区間となり、04年度にPI(パブリック・インボルブメント)方式でルート帯について住民意見を計画に反映させた。
11年度に都市計画決定とアセスが完了し、北陸地方整備局金沢河川国道事務所では今年度、新規事業化に向けた準備作業を進めていた。
2月21日には来県した石井啓一国土交通相に対し、谷本正憲知事から新規事業化に対する要望が出されていた。
地方負担の負担者である石川県などへの意見聴取のほか、学識経験者などの第三者から構成される審議会などの意見を聴き、評価結果を取りまとめ、予算化する。