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　近畿地方整備局は、京都市上京区の京都御苑内に京都御苑利用者のための飲食店等を収容する中立売休憩所の新築工事を計画している。
　計画地は中立売御門東側の京都市上京区京都御苑３の一部。現在、中立売北休憩所と中立売南休憩所、トイレ、駐車場料金所等がある。現在２ヵ所ある休憩所を集約し中立売北エリアに新休憩所を建設、中立売南エリアには駐車場管理詰所等を配置する。
　計画によると中立売北エリアでは、既存の中立売北休憩所（５０８・３５�u／昭和35年築）を除却し、中立売休憩所及び渡り廊下を建設する。
　中立売休憩所はＷ造一部ＲＣ造平屋建、６０６・１５�u。建物高さは７・３０ｍ。内部は休憩室１（38席）、休憩室２（72席）、テラス１（20席）、テラス２（36席）、売店、自動販売機、情報・展示コーナー、レジカウンター、テイクアウトカウンター、厨房、パントリー、事務室、職員休憩室、多目的室、手洗い等。屋根・外観等はいぶし瓦葺き（一文字軒）・長尺金属板一文字葺き、天然木小幅板張り（ベイスギ）、木材保護塗料塗（クリア）、土壁外装材、鋼製建具（木貼）、木製サッシ、コンクリート打放し撥水剤塗布等となる予定。渡り廊下はＷ造で中立売休憩所と既存トイレをつなぐ。
　中立売南エリアでは、既存の中立売南休憩所（２３２・００�u／昭和45年築）と駐車場料金所を除却し、中立売駐車場管理詰所及び駐車場料金所を新築する。
　中立売駐車場管理詰所はＷ造平屋建、１３８・３２�u。建物高さは４・８０ｍ。内部は管理室、男子トイレ・女子トイレ・多目的トイレ、洗場、自動販売機、ベンチ等。屋根・外観等はいぶし瓦葺き（一文字軒）・長尺金属板一文字葺き、天然木小幅板張り（ベイスギ）、木材保護塗料塗（クリア）、土壁風外装材、鋼製建具（木貼）、木製サッシ、木製ルーバー（木材保護塗料塗（着色））等となる予定。駐車場料金所はＳ造で面積は６・００�u。
　設計は簡易公募型プロポーザル方式で柳澤孝彦タック建築研究所（東京都千代田区）を選定し、27年８月に３２９４万円（税込）で契約した。