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建通新聞社(神奈川)
2016/03/02

【神奈川】神奈川県 12路線の位置付け要望 交通政策審議会・東京圏の鉄道のあり方

 神奈川県は、国の交通政策審議会が2015年度中に答申をまとめる予定の「東京圏における今後の都市鉄道のあり方」について、相鉄いずみ野線の延伸など12路線が引き続き位置付けられるよう国土交通大臣に要望した。
 12路線は、@相鉄いずみ野線の延伸A東京9号線(小田急多摩線)の延伸B横浜3号線の延伸C横浜環状鉄道D川崎アプローチ線E京浜急行電鉄久里浜線の延伸F東海貨物支線貨客併用化GJR相模線複線化H東急田園都市線複々線化I小田急小田原線複々線化JJR東海道本線村岡新駅K藤沢駅(JR・小田急)の改良=位置を図で示す=。
 現在の東京圏の都市鉄道ネットワーク整備は、00年に答申された運輸政策審議会答申第18号に基づき進められている。
 現答申の目標年次が15年度であることから、14年4月に国土交通大臣が交通政策審議会に対し、「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」の諮問を行い、審議が進められている。
 第1回小委員会が14年6月5日に開かれて以来、現在までに18回が開催されている。神奈川県はオブザーバーとして参加。
 審議の対象は東京都市部を中心とするおおむね半径50`の範囲。対象機関は都市高速鉄道を中心とした、モノレール、新交通システム、路面電車などを含む鉄軌道。目標年次は30年ころ。
 主な検討事項は、@20年東京五輪に向けた空港アクセスや、バリアフリー化などの具体的な在り方についてA混雑緩和、駅空間の在り方・防災対策、遅延対策などB人口、鉄道輸送の将来展望を踏まえた、整備すべき新線、新駅などの具体的在り方−など。15年度中に答申がまとめられる予定。
 提供:建通新聞社