玉野市は25日公表した3月補正予算案で一般会計に市立図書館と中央公民館の移転・整備に伴う社会教育施設整備費5億9994万円を追加計上した。内訳は施設整備工事5億7337万円、同工事監理委託料1490万円、機械器具購入費1166万円。
市では2017年4月に予定している施設オープンに向け、予算成立を待って改修工事の施工者選考手続きを開始する。2月3日開かれた図書館協議会で示されたスケジュールでは、6月議会案件として工事を発注。5〜6カ月程度の工事期間を想定している。
新玉野市立図書館・中央公民館は、同市宇野1丁目の商業施設(天満屋ハピータウン・メルカ)内に移転・整備する。建物2階北側に開設する新施設は総面積4216平方b。図書館部(2277平方b)は学習室92平方b、お話コーナー28平方b。蔵書数18万冊。中央公民館(1512平方b)はギャラリー376平方b、ミュージアム150平方bなど。
改修工事は市が担当。新施設の管理運営は、図書館流通センターに委託予定。運営手法などについての協議を進めており、夏休みにはワークショップなどを開催、レイアウトや運用に市民の声を反映させていく考え。並行し、管理運営指標も策定していく。当面、指定管理期間は17年4月1日から5カ年間を予定している。
(提供:建通新聞社)