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建設経済新聞社
2016/03/02

【京都】北消防署の移転用地候補地 大宮交通公園一部で検討

 京都市は1日、移転を検討していた北区紫竹の北消防署について、北区大宮の大宮交通公園の一部を有力な移転候補地として検討していることを明らかにした。
 同日開催の2月定例市会代表質疑で明らかにした。
 現地での建替えは都市計画法上難しく、市は移転するための候補地を検討していた。これまでに10ヵ所程度を移転候補地として交渉してきたが選定には至らず、再度検討した結果、大宮交通公園の一部を有力候補地として選定した。
 大宮交通公園の北側及び西側は住宅地に接しており、公園南側敷地には御土居(土塁)があることから、北東側敷地が移転用地として可能性が高いとみられる。
 市消防局は26年度当初予算に基本計画策定費100万円を新規計上したが、26年度は候補地が未選定のため27年度に繰り越していた。
 現在の北消防署(北区紫竹下緑町87)の規模はRC造2階建、延1136u(延852uで昭和33年に完成。昭和55年に284uを増築)。8年に耐震改修を実施したが、主体構造の建設から58年が経過し、老朽化が著しく長寿命化を図ることが困難な状況。