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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/03/01

【群馬】前橋市が桃井小の改築を新年度実施


前橋市は新年度、大手町地内にある桃井小学校で、校舎と体育館の改築に着手する。新年度早々にも既存校舎と体育館の解体工事を発注し、完了後すぐに本体工事に移れるよう、上期中に本体工事も発注する考えだ。本体工事は、校舎と体育館をまとめて発注。建築、機械設備、電気設備の3分離で一般競争入札を予定している。なお、3工事のうち、少なくとも建築は議会案件となりそうだ。工期は、新年度から2カ年で2017年度末までに完成させる。
既存校舎と体育館を解体し、その跡地にRC造3階建て、延べ床面積6400u程度の校舎とRC造(一部S造)2階建て、延べ床面積2000u程度の体育館を建設する。
校舎内には、学校としての機能のほか、通級指導教室約600u、コミュニティセンター約500u、放課後児童クラブ約200u、消防分団100uなどの機能も併設する。
体育館は、1階部分をピロティ方式の駐車場(延べ床面積約1000u)として整備する。設計は石井設計(前橋市)が作成した。
プールについては、2006年築と比較的新しいことから、改築後もそのまま使用する。
解体する施設は、校舎がRC造3階建て、延べ床面積3730uとRC造3階建て、延べ床面積858uの2棟あるほか、体育館がS造平屋建て、延べ床面積653uとなっている。
同事業は、桃井小学校と中央小学校の統合を目的としている。本年度に中央小学校の校舎を改修し、2校を統合した仮校舎として利用している。新校舎は、改築完了後の18年度から、新しい桃井小学校として供用を開始する。
統合後に残る中央小学校には、1971年から1973年に建設されたRC造3階建ての校舎3棟(延べ床面積1892u、1828u、1121u)と、1966年築のS造平屋建て、延べ床面積664uの体育館があるが、活用方法は決まっていない。