建通新聞社(神奈川)
2016/03/01
【神奈川】横浜市 新羽車両基地いよいよ有効活用へ
横浜市交通局は、新羽車両基地の土地利用を希望する事業者の公募を近く開始する。用途は文化、スポーツ、商業、業務施設などを幅広く募集することとし、住宅やパチンコ店、馬券売場などを除外する。6カ月程度の審査期間を経て、2016年内に事業予定者を選定する計画だ。3月1日の横浜市会予算第二特別委員会で酒井誠氏(自由民主党)の質問に加賀生雄交通局長が答弁した。
新羽車両基地は敷地約6・7f内にある鉄筋コンクリート造2階建ての構造物。現在2階を車両基地として使用しており、1階の建物高架下と3階(屋上)、スロープなどの合計4万1700平方bを民間事業者に貸し付け有効利用する計画。
施設の内容や整備スケジュールは事業者の提案による。提案の審査に当たっては、地域貢献施設の整備計画を審査項目に加えることを検討する。
同所は1996年に車両基地の躯体が完成して以来、20年近く未利用となっているスペース。横浜環状北線や高速鉄道東部方面線の整備が進み、新横浜エリアのポテンシャルが高まったことで公募の実施に踏み切る。
所在地は港北区北新横浜1ノ12ノ1。敷地面積は6万7500平方b。用途地域は準工業で建ぺい率60%、容積率200%。
提供:建通新聞社