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日刊建設工業新聞
2016/03/01

【鳥取】やまこう建設 森林整備で智頭町と協定調印

 やまこう建設(岸本行正社長)が智頭町からオフセット・クレジット(J―VER)を購入することが決まり2月29日、同町と森林整備でパートナー協定を結んだ。岸本社長は「まちが元気になるために協力したい」と、力強く抱負を述べた。
 今回のJ―VER取引量は、町有林が吸収する年間の二酸化炭素71d分(1d当たり1万円)。やまこう建設は自社の建設工事現場で排出する二酸化炭素の一部をオフセットする。
 これまで同社は県有林のJ―VER50d、県東部林森林組合からも同72dの計122dを購入している。
 智頭町では2011年に環境省から149dを認定されており、今回の協定で完売。販売費を間伐などの森林整備に充てる。
 協定調印式には寺谷誠一郎町長と同社の岸本社長ら取締役が出席。寺谷町長は「地方創生を元気づけるエールをもらった。山林をきれいにする町を選んでもらえたことは誇り」と謝辞。岸本社長は「県東部に生活する者にとって、豊かな自然を提供してもらい恩恵を受けている」とした上で「山林は生活の原点。森林セラピーや森のようちえんなど、智頭町の取り組みに共感を覚えた」と話した。