全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　ＹＫＫグループのＹＫＫ不動産（東京都千代田区、吉田忠裕社長）は２６日、「パッシブタウン黒部モデル第１期街区」のモデルルームを、報道陣に公開した。３月１日から入居者を募集し、入居開始は１４日から。
　玄関前に物置として活用できる木戸を設け、夜間の通風、換気に対応する。南側の大きな開口の外側に広いバルコニーを配置。バイオマスエネルギーで温めたお湯を循環させる輻射式涼暖房システムを採用するなど、黒部の自然を活かした快適空間を実現した。設計したエステック計画研究所の金子尚志取締役副所長が立ち会った。
　この事業は、黒部市三日市の同社茅堂社宅跡地を開発し、黒部の自然エネルギーを活用した２１世紀の持続可能な社会にふさわしいローエネルギーのまちと住まいを提案するプロジェクト。第１期は社宅跡地８区画約３万６０００平方メートルのうちの敷地面積５７８８平方メートルに、ＲＣ、Ｓ造地下１階地上３階建て延べ６５００平方メートルの複合型賃貸集合住宅を建てる。内容は住居棟（２棟、３０１５平方メートル）と商業棟（６４４平方メートル）、地下駐車場（２８４１平方メートル、３６台分）で構成。住戸数は１ＬＤＫが１２戸、２ＬＤＫが１８戸、３ＬＤＫが６戸で、家賃は１２万８０００円〜１９万７０００円。施工は戸田建設。