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鹿児島建設新聞
2016/03/01

【鹿児島】鹿児島工業高校、2級土木施工管理学科試験全員合格

  2015年10月に実施された2級土木施工管理技術検定の学科試験の結果が、2月4日に発表された。鹿児島工業高校からは建設技術系とインテリア系から合わせて41人が挑戦。受験した生徒全員が合格を勝ち取った。 
 同試験は、2006年度から工業高校などの指定学科生徒にも門戸を開放。合格者には企業などで3年間の実務経験を積んだあとに実地試験の受験資格が与えられ、合格すると2級土木施工管理技士になることができる。 
 合格した海老原寛己さんは「普段から頑張っていたので不安はあまりなかったが合格できてよかった。卒業後は建設業界に入って実地試験の合格を目指します。人の生活の支えになる技術者になりたいです」と合格の喜びと将来の展望を語った。また、杉山彩菜さんも「不安もあったが、先生が補習などをしてくれたおかげで合格できた。建設関係ではない道に進学するが、この学校で建設の勉強ができてよかった」と話した。 
 指導に当たった中原嘉久教諭は「生徒全員で頑張ろう≠ニいう姿勢が全員合格につながったのでは。また、15年は全国合格率66・5%という中、県内の工業高校全体で合格率8割以上となっている。県内それぞれの高校で高い水準の指導ができているのではないか」と手ごたえを語った。