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大分建設新聞社
2016/03/01

【大分】本体工事本番入り、大分川ダムで定礎式

 九州地方整備局は2月28日、鹿島・竹中土木・三井住友JVが本体施工している大分川ダム工事現場で本体建設工事の定礎式をした。県選出国会議員、宮内秀樹国土交通大臣政務官、金尾健司同省水管理・国土保全局長、鈴木弘之九州地方整備局長、工事、地元関係者などが出席した。
 定礎式前の安全祈願祭で、関係者が玉ぐしをささげ工事の無事完成を祈願。定礎式では、主催者の鈴木九州地整局長が「事業着手して約40年の歳月を経て、定礎式を迎えることができた。安全と環境に配慮し、県、大分市と一緒にダムを核とした地域発展に取り組んでいく」、宮内政務官が「近年は、様々な自然災害が発生している。大分川ダムは地域の安全を守り、大きなストック効果が見込まれる」とそれぞれあいさつ。広瀬勝貞知事ら来賓が「都心部に近く、観光資源として多くの人に親しんでもらえるはず。安全工事で円滑な推進を願いたい」などと祝辞。施工者代表の田代民治鹿島建設兜寰ミ長が「JVの持てる力を最大限発揮し、工期内に安全、かつ、りっぱなダムを造り上げる。そして、地域に安全・安心を提供したい」と決意を述べた。
 神事では、福岡市の消防木遣り会による作業唄のお囃子と菅原俊幸JV所長の拍子木に合わせ、山口英彦大分川ダム工事事務所長を先頭に礎石(約200`)をみこしに載せて搬入。宮内政務官、鈴木局長、広瀬知事、佐藤樹一郎大分市長が礎石横に土を盛る鎮定の儀、県選出国会議員らがその土を礎石にかぶせる斎鏝の儀、工事、地元関係者らが礎石四隅を木槌でたたく斎槌の儀、地元野津原地区の小学生たちが将来の夢を描いたメッセージストーンを埋め、ダンプで礎石全体に土をかぶせ、ブルドーザーで均す埋納の儀をした。また、埋納の儀と同時に、佐藤市長の発声で万歳三唱が行われ、関係者によるくす玉割り、花火打ち上げがあった。  

提供:大分建設新聞社