津山市は22日、新たに津山地区に2園整備する幼稚園(定員各180人)の建設予定地を公表した。中心部を南北に縦断する鶴山通りを境に東西エリアに1カ所ずつ新設する予定で、東エリアは、高野本郷地内の高野小学校から南西に約300bの約4000平方bに新幼稚園を整備、西エリアは、二宮地内の現二宮幼稚園と公民館を解体した跡地約6000平方bに複合型施設として整備することになった。2016年度に建物設計、用地購入、造成工事などを行い、17年度から2カ年で建築工事に着手する。規模は検討中としている。なお、二宮幼稚園(木造平屋)と公民館(鉄筋コンクリート造2階建て)の解体工事は17年度で行う予定。当初予算案に関連事業費2億3695万円を予算化している。
津山市内の公立幼稚園については、15年度から19年度までの5年間で、旧津山市、旧加茂町・阿波村、旧勝北町、旧久米町の4地区の教育・保育施設を再構築する。津山地区以外の加茂・阿波地区は、既設の3園全てが現状の体制を維持していくことが難しいため、公郷保育所と阿波幼稚園(休園中)を廃止。加茂幼稚園は、加茂保育園と一体化して、3歳児以上を対象とする幼保連携型認定こども園(民間委託)への移行協議を進める。協議がまとまれば、施設改修に着手、18年度の開園を目指す。
勝北地区は、勝北風の子こども園を幼保連携型認定こども園に移行、久米地区についても、久米保育所を幼保連携型認定こども園に移行するが、ともに施設の改修などは行わない方針。
(提供:建通新聞社)