静岡県は、建設混合廃棄物の減量を目的とした「現場分別マニュアル」の検討や建設発生土の有効利用のための官民マッチング実施など、建設リサイクル施策の方向性を示す「建設リサイクル推進計画2015」をまとめた。計画では、再資源化・縮減率の18年度目標値を設定。建設汚泥は「95%以上」へと一段高い目標値とした他、建設廃棄物全体は「97%以上」に設定した。計画期間は15年度〜18年度までの4年間。
今回策定した推進計画は、将来的な建設副産物の発生量の増加への対応として、建設混合廃棄物の減量を目的とした「現場分別マニュアル」の検討、建設発生土の有効利用を目的とした「官民マッチング」を盛り込んだ。建設副産物のリサイクル体制については継続し、▽リサイクル原則化ルールの徹底▽リサイクル認定製品の活用−を図るとともに、建設副産物の再資源化率などの維持向上に向けた18年度目標値を設けた。
具体的な目標は、アスファルト・コンクリート塊、コンクリート塊は前計画の実績値が99%以上と相当レベルに達していることから、現指標が低下しないように99%以上、建設汚泥は95%以上とした。建設混合廃棄物については、指標を排出量から排出率に改め3・5%以下に、再資源化・縮減率を70%以上に設定した。
提供:建通新聞社
(2016/2/29)
建通新聞社 静岡支社