新城市は、清掃センター内のし尿処理施設に対する老朽化対策として、全面的に建て替える計画だ。2016年度は実施設計に着手する予定で、当初予算案に実施設計費2000万円を計上した。工事は17〜18年度の2カ年で進める予定だ。
新処理施設は、隣接する用地に建設する計画で、処理能力は現在の施設(1日最大54`g)とほぼ同程度となる見通し。更新計画では、17〜18年度で新処理施設を建設し、稼働後19年度に既存施設を解体する計画。
解体後の敷地利用については、現時点では太陽光発電施設などの設置を検討している。
現在のし尿処理施設は、1962年の供用開始から50年以上が経過している。脱窒槽や硝化槽、管理棟などで構成しており、施設の各所で老朽化が進んでいる。このため、市では13年度にし尿処理施設更新基本計画を策定、中央コンサルタンツ(名古屋市西区)で基本設計を行った。
14年度に愛知県と協議を行い、豊川流域下水道への放流が決まったことから、施設更新に向け、実施設計に着手することになった。
所在地は庭野字向河原1ノ1。
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建通新聞社