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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/02/25

【茨城】稲敷市が2016年度当初予算案を公表

 稲敷市(田口久克市長)の2016年度当初予算案が明らかになった。主なものでは、新庁舎完成に伴う庁舎再編事業に10億5639万4000円、道路新設改良事業に3億9733万5000円、道路維持補修事業に2億9899万3000円、放課後児童クラブ整備に2億6405万1000円、高田小プール整備に1億8458万円を計上している。(3面に主な事業)
 一般会計の総額は前年度当初比2・3%減の210億7600万円。このうち普通建設事業費は、新庁舎建設事業が終わることから同39%減の29億4430万5000円となった。
 庁舎再編事業は、新庁舎の完成後、各旧庁舎の改築、改修、解体を行うもの。事業費は10億5639万4000円。旧東庁舎は支所に、ふれあいセンターは新利根地区センターに改修。桜川庁舎は桜川地区センターとして改築する。廃止となる施設は取り壊す。
 道路関係では、新設改良事業に3億9733万5000円を計上。このうち(江)5129・5128号線に8700万円、(東)U−11号線に5000万円、稲敷美浦連絡道路に2000万円を充てる。
 維持補修事業費は2億9899万3000円。維持工事に1億2510万円、地域要望に応えるための補修予算枠に1億1000万円、交通安全施設工事に569万6000円を配分した。
 また、橋梁維持補修事業には8280万円を充当。内訳は、工事(浮島2号橋ほか3橋)2280万円、調査測量4200万円、実施設計(野原橋ほか5橋など)1180万円、橋梁長寿命化修繕計画620万円。
 学校関係では、江戸崎地区と新利根地区の放課後児童クラブ整備工事に2億5626万8000円を盛り込んだ。江戸崎地区の施設は、新庁舎の完成後に解体する江戸崎庁舎の跡地に建てる。新利根地区は、旧柴崎小学校のグラウンドに建設する。いずれも延べ400〜500u程度で、定員は100人を想定。
 高田小学校ではプール新設工事に取り掛かるため、工事費1億8000万円と施工監理費458万円を予算化している。
 そのほか、江戸崎体育館で屋根の老朽化が著しいことから、改修工事費9180万円を盛った。さらに江戸崎公民館では、駐車場整備工事に5110万6000円を措置。第2駐車場改修が約3900万円、職員駐車場改修と第3駐車場の新設が約1200万円。
 一方、特別会計では、公共下水道事業が前年度当初比3・3%増の15億9780万1000円。江戸崎、新利根、東処理区の管渠敷設費として6億268万2000円。特に江戸崎処理区の整備事業費を増やしている。
 水道事業会計は、資本的支出が同23・15%減の1億8825万8000円。配水管布設工事に1億4040万円を計上した。