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鹿児島建設新聞
2016/02/26

【鹿児島】県都鹿児島市「大雪奮闘記」 4日間でのべ248社、約1680人が従事

  1月24日未明に降り出した雪は25日まで降り続き、鹿児島市街地でも多量の積雪となった。鹿児島市街地での積雪は久しぶりであり、前回の積雪への対応を思い出しながらの作業となった。多量の積雪の予報が出ていたことから、市の担当職員は状況確認や連絡事務を行うため、職場に泊まり込んだり、積雪量の少ない早朝のまだ暗い時間に出勤するなどして準備を行った。また、市内の各建設業者でも前日より泊まり込むなどして、早朝からの作業に多くの建設業者の協力が得られたことから、大きなトラブルなく作業を終えることができた。 

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 市では、積雪等への対応準備として毎年、12月上旬までに融雪剤の在庫数確認を行い、融雪剤の購入、道路凍結の可能性がある市道等への融雪剤配置、建設業者へ除雪等の対応の協力依頼を行っている。融雪剤の配置後は、12月から3月まで融雪剤配置箇所の定期的なパトロールを行い、袋の破れなどの確認と破損品の交換を行っている。 
 道路への積雪が予想される場合は、気象庁の予報などを参考に検討を行い、事前に除雪作業の協力依頼をしている建設業者に連絡し、作業の要請を行っている。 

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 今回の積雪は、市街地の平地では10p程度、団地では20p程度、山間部や吉野、吉田、郡山、谷山の標高の高い場所では30p以上の積雪であった。 
 建設業者への除雪等の要請は、事前に協力依頼をしている建設業者に、気象庁の大雪予想が発表された22日から24日にかけて実施。除雪等の作業は、24日から26日までは市内全域で、27日は一部地域で行った。作業に協力していただいた建設業者は107社で、4日間でのべ248社、従事者約1680人、タイヤショベル等の使用機械は約610台にのぼった。 
 市職員も消防局など関係機関と連携して、巡視による現場状況の確認や建設業者への作業箇所の指示を行うほか、機械作業が困難な箇所の除雪作業などを行った。 

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 事前に建設業者に連絡したことで、作業準備が早く整ったことからバス路線等の幹線道路については迅速に除雪作業が行えた。一方、生活道路に関しては、幹線道路の完了後となったため、除雪に時間を要した。また、積雪量が多かったため、融雪剤が雪に隠れてしまい、見つけられない場所もあった。融雪剤の配置場所への目印の設置等の検討を行う必要がある。 

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 最後に、今回の多量の積雪への対応は地元建設業者の皆様の協力がなければ、迅速な除雪はできなかったと思います。今後も市民の安心安全のため、協力をお願いします。この場をお借りして、あらためて除雪作業に従事していただいた、建設業者や関係者にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。