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　南アルプス市は、２０１６年度当初予算案を公表した。主な事業として新学校給食センター建設に９億９２６９万９０００円、学校受配校施設改修に２億８２７９万９０００円、小学校空調設備設置に５億９４６５万１０００円、八田小学校校舎大規模改造に３億１８８７万８０００円、豊小学校校舎大規模改造に２億９８２４万７０００円などを計上した。
　予算案は、新学校給食センターの建設に係る経費や継続事業で実施している学校施設への空調設置など学校教育の充実を重視して編成。一般会計は２８８億６８７５万５０００円で前年度比９・９％増。普通建設事業費は、前年比１０８・４％伸びた43億２９６３万５０００円。
　新学校給食センター建設事業費の内訳は、本体工事４億４０２６万５０００円、地中熱ヒートポンプ工事２５１４万２０００円、厨房機器購入５億２３３６万円など。
　学校受配校施設改修では、同センターの建設に伴い各学校の給食室を配膳室に改修、建て替えを行うもの。
　改修を予定しているのは、若草小・小笠原小・櫛形北小・櫛形西小・豊小の一部・落合小・南湖小。増築は若草南小。建て替えは若草中・櫛形中・甲西共同調理場。
　予算の内訳は、実施設計２４６万２０００円、工事２億５８３８万円、備品購入１５７１万４０００円など。
　空調設備は小学校13校に整備する。内訳は監理委託に９４４万２０００円、工事に５億８５２０万９０００円。
　八田小学校校舎大規模改造は、経年数による老朽化のため建物の耐久性の向上と環境の改善を図るとともに、給食棟において非構造部材の耐震補強工事を行う予定。内訳は、改造工事２億７１６２万８０００円、非構造部材耐震補強工事３６１６万９０００円など。
　豊小学校校舎大規模改造の内訳は、１期改造工事２億９４２７万９０００円、監理委託３８８万８０００円など。
　白根御勅使中学校改築では、15年度に実施した躯体コンクリート調査で強度に問題があると判断されたため整備する。内訳は、設計監理委託９８８万２０００円、既存校舎解体工事１億４７６３万６０００円など。
　このほか、白根百田第二放課後児童クラブ新築事業５５５４万円、櫛形地区児童クラブ改修事業３６４９万８０００円、道路新設改良事業３億６９７３万４０００円、道路維持管理補修事業２億７９８５万４０００円などを盛り込んだ。