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　県は24日、27年度一般会計２月補正予算案を発表した。補正額は３６２億１０３６万４０００円の減額。補正後の累計予算額は、５７５６億８２１５万５０００円で、前年度３月補正後の予算額に比べ１・１％増となった。開会中の第１回定例県議会に追加提案する。
　増額分は、国の補正予算を受け入れて、投資的経費に68億１５５２万６０００円を計上。うち、公共事業費は61億７７７５万３０００円（土木建築部39億７７５２万２０００円、農林水産部22億23万１０００円）。そのほか、地方創生関係事業などを増額した。また、切れ目のない工事発注により景気を下支えするために、債務負担行為（ゼロ国・ゼロ県債）を設定（28年度予算の前倒し執行）し、16事業・36億６６００万円を計上している。
　減額したのは、災害が少なかったことに伴う災害復旧費など公共事業費２５４億円、県制度資金貸付減に伴う１４７億円、義務的経費31億円、歳出不用・節約などの48億円など。
　増額分のうち関係分の主なものは、次の通り。
▽事業名＝事業概要（補正額）（単位百万円）
　◎公共事業など
【防災・減災対策など】
▽自然災害リスクの回避に向けた地域高規格道路の整備など＝２、８１４
▽土砂災害警戒区域などの指定に向けた基礎調査や急傾斜地の擁壁工などの実施＝８２５
▽河川の堤防補強や河道掘削などの浸水対策＝３３９
▽農業水利施設の耐震化や山地災害対策など＝２８４
▽自治体情報セキュリティーの強化＝２５６
【農林水産業の体質強化】
▽農地のさらなる大区画化・汎用化、畑地の高機能化など＝１、３７５
▽林業の成長産業化に向けた間伐など＝５７５
▽売上高の拡大などに取り組む農業者への農業用機械や施設整備の助成＝１４９
　◎基金の造成
▽芸術文化短期大学の改修や屋内スポーツ施設の整備に備え、文化・スポーツ施設等整備基金積立金＝２、５００。

提供：大分建設新聞社