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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/02/25

【群馬】片品村が2016年度当初予算案を公表

片品村(千明金造村長)は新年度予算案を公表した。一般会計総額は41億8000万円(前年度比0・3%減)。工事請負費総額は10億3411万8000円とし、前年度比27・3%増となった。片品中学校新校舎と児童館の建設、片品南小学校と旧片品北小学校の解体工事を新規事業化したことが増額の要因としている。このほか生活道路の保全整備や橋梁の長寿命化対策、村道や橋梁の補修にも力を入れる。
片品中学校新校舎建設事業費に5億6900万円を計上した。既存校舎と同じ場所に新校舎を建てる計画で、校舎は「王」の字形に配置するという。規模は木造平屋建て、延べ床面積は約3200u。既存の体育館はそのまま利用する。
新年度早々に臨時校舎を体育館北側に2棟建てる。夏ごろから校舎の解体工事に入り、同年度中に躯体工事まで終わらせたい意向を担当者は示す。2018年3月末に完成を予定し、総事業費は概算で10億円以上を見込む。
児童館建設関連には、工事費1億9270万円を盛り込んだ。建設中の片品小学校の村道を挟んだ南側に木造の一部2階建て、延べ床面積は約670uで建設。完成は2017年3月を予定する。石井設計(前橋市)がことし3月末までに実施設計を作成する。
土木工事関連では、引き続き鳥獣害対策に取り組むほか、複数箇所で用水路の改修工事を実施するための工事費4600万円を盛り込む。鳥獣対策ではシカよけフェンスの設置などが検討されている。
村道越本花咲線の法面補修設計業務などを含む委託費に450万円を措置。法面補修工事のほか村道の補修工事などに6000万円を振り分けた。
橋梁整備の委託費2400万円、工事費4000万円を充当。長寿命化計画に伴い村内に架かる橋梁の定期点検、東小川の学校橋の修繕などを実施する。
武尊牧場クロスカントリーコース競技本部前では、ほたか牧場スキー場内まきば食堂付近の敷地約2万uを夏場にも活用できるよう整地する。