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建通新聞社
2016/02/25

【大阪】吹田市予算案 健都まちづくりを本格化

吹田市は、国立循環器病研究センターや新市民病院などを中核とする北大阪健康医療都市(健都)整備の基盤整備を本格化する、2016年度当初予算案をまとめた。
 健都のまちづくりには総額で36億6124万円を投入。正雀下水処理場跡地約4fを、イノベーションパークとして医薬品関連をはじめとする企業を誘致するため、道路や下水管など基盤整備を進める。順調なら16年度中の事業者募集を計画、全体9区画程度の事業用地とする計画だ。
 想定敷地規模は1区画当たり1500平方b〜5000平方b。最長40年の事業用定期借地権をベースとしながら、事業者のニーズを踏まえた募集要項案を策定する考え。また、操車場跡地では、健康増進広場の整備に着手するほか、千里丘44号線道路整備など関連インフラ整備を進める。
 小・中学校の大規模改造では、構造躯体耐震化に続き、建設後20年以上が経過した校舎・屋内運動場の大規模改造工事を計画。16年度は校舎6校、屋内運動場5校で工事を発注する。また、11校で便器洋式化などの全面改修に取り組む。
 (仮称)北千里・古江台認定こども園整備では、上半期に園舎本体建築工の入札公告を予定。また、千里南地区センター再整備は、阪急南千里駅前の南北歩行者デッキ(佐竹台デッキ)を架け替える。
 予算総額は2211億1814万円で、一般会計は前年度当初比3%増の1261億7320万円。普通建設事業費は174億2339万円で、同比35%増となった。

提供:建通新聞社