北陸地方整備局は24日、16年度政府予算案における直轄事業の事業計画等(予定)のうち、富山県関連分の内容を明らかにした。
主なものは、一般河川改修事業で神通川に4・6〜11億円を投じ、草島地区の河道掘削や田屋地区の築堤を、添島地区と成子地区では侵食対策を行う。庄川では2・8〜9億円を投入し、新湊地区で築堤などに取り組む。検証中の庄川利賀ダムは、18億円で生活関連道路工事や水理水文調査などを進める。
砂防事業は、常願寺川水系に30〜45億円を見込み、兎谷(2期)や湯川上流、真川上流といった砂防堰堤群などを推進。下新川海岸の海岸保全施設整備事業には0・3〜19億円を投じ、第3工区で副離岸堤などを進める予定。
道路関係では、8号入善黒部バイパスには0〜10億円を見込み、入善町椚山―上野間2・1キロで4車線化に向けた道路、構造物設計、一部改良工事を実施する。41号猪谷楡原道路は、9〜17億円で道路設計や用地買収、改良工、橋梁下部工など、大沢野富山南道路では引き続き設計や地質調査を推進する。359号砺波東バイパスは、1〜7億円程度で道路設計や用地買収、改良工、橋梁下部工に取り組む。
交通安全事業の1種は11〜13億円程度で小川橋自転車歩行者道整備や下蓑自転車歩行者道整備、京町事故対策など、2種に4〜5億円程度を計上し、事業進捗を図る。
港湾関係では、伏木富山港新湊地区臨港道路整備事業に5〜12億円を充て岸壁や泊地などを整備。伏木地区国際物流ターミナル整備事業に0〜1億円、予防保全事業はに0〜7億円程度をそれぞれ投じる見込みだ。