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　笛吹市議会は23日、２０１６年度第１回定例会を開会し、倉嶋清次市長による市政方針と提出議案の要旨説明を行った。このなかで、ＮＴＴ用地購入に関しては、契約締結案件として定例会に追加提出する方針であることを改めて示した。
　倉嶋市長は、見込んでいた都市計画税を１年先送りした厳しい経済環境のなかで新年度予算を編成したとして、総合戦略の基本目標を柱に据えて積極的な事業展開を図ると述べた。
　基本目標のうち「地域産業の活性化と雇用の創出」では、魅力ある観光地づくりに向けて「利用価値の高いＮＴＴ用地を取得して、市民と訪問客の憩いと安らぎの交差空間に磨き上げる。交渉は最終調整に入っている」としたうえで、整い次第に契約締結の同意案件を定例会に提出する方針に言及した。
　また、具体的な活用方策については「幅広い意見を聞き、目的にあった土地利用が図れるよう進める」とし、周辺のアクセス道路および労報橋の架け替えは２０１８年の完成を掲げた。
　「災害に強い地域づくり」に関しては地域防災力の強化を推進するとして、石和町河内・今井・砂原・井戸・東油川地区の水路改修、渋川排水機場のポンプ更新を挙げ、３カ所いずれも築40年以上が経過している消防署出張所は「適正配置調査結果に従い建替える」と語った。