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　伊勢市は18日、市立伊勢総合病院（楠部町３０３８）の建て替え工事について、ＥＣＩ方式による建設工事実施設計協力事業者（施工予定者）を選考するための公開ヒアリングを行い、最優秀者を清水建設名古屋支店三重営業所（津市）に決定した。
　工事は建築・電気・機械の一括発注で、清水建設と市内の４事業者（建築２者、電気設備１者、機械設備１者）による共同企業体（ＪＶ）が受託する予定で、現在、構成員の選定を進めている。４月ごろに病院と清水建設、設計を担当する安井建築設計事務所名古屋事務所（名古屋市東区）で基本協定を結ぶ予定で、それまでに構成員を内定する。
　清水建設の工事見積もり価格は１４５億８０００万円。公開ヒアリングに参加した他の２社のうち、１社は清水建設とほぼ同額で、もう１社はさらに10億円ほど高かったという。市は、工事費については予定していた１１４億円で進めていくとし、今後、工事費や施工内容について協議し調整を図るという。
　事業スケジュールについては、実施設計を８月までに終え、工事を10月に着工する計画。工期は24カ月を想定している。
　新病院の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造５階建て延べ２万４８７０平方�b。建設地は、現在の伊勢総合病院の南側の敷地約３万６８００平方�b。

提供：建通新聞社