北海道建設新聞社
2016/02/23
【群馬】西保育園増築に着手 新年度予算案
千代田町(大谷直之町長)は、2016年度当初予算案の概要を明らかにした。一般会計における普通建設事業費は4億3721万9000円とし、前年度比27・3%の増額となった。新規事業として西保育園の増築へ約1億円を計上したほか、小学校やスポーツ施設の改修へ工事費を配分している。
赤岩にある町立西保育園では、3歳未満の幼児保育へ向け3室の増築を計画。すでに設計をフケタ設計(栃木県宇都宮市)へ委託しており、本年度末の履行期限で作成中。新年度中に工事を完了させる。
小学校や町有施設の長寿命化には積極的に予算を振り向け、計画を進める。
6060万5000円を充当する西小学校では、主に南校舎の外壁改修を予定している。すでに設計は終えており、予算可決後に工事時期を検討する。
総合体育館の温水プールでも、外壁の経年劣化に対応するため、工事費などへ4794万円を投入する。また、町民体育館では、アリーナの床に傷みが見られるため、改修工事へ3473万4000円を予算措置。このほかの施設改修では、東小学校に1451万8000円、東保育園に800万円、東部運動公園に510万円を分配した。
都市計画道路整備事業には、15年度を上回る9507万1000円を充て、引き続き赤岩新福寺線の整備を進めるもよう。道路新設改良事業費3850万円、道路維持補修事業費2000万円も前年度より増額されている。
新年度からの新規事業の、移住者住宅取得費等・補助金交付事業には1000万円を計上。また、新規の住宅リフォーム補助事業にも300万円を振り分けた。地域防災計画については、国や県の制度改正を反映させるため、計画策定費345万6000円を確保した。