日本工業経済新聞社(山梨)
2016/02/22
【山梨】甲府市の16年度予算案
甲府市は22日、2016年度予算案を発表した。主な建設事業では、甲府駅周辺土地区画整理事業(建物移転補償および道路築造工事など)に21億2757万円、小中学校リニューアル事業に10億6297万円など。新規事業では、総合案内所建設工事費(甲府駅南口)、玉緒福祉センター再整備実施設計費などを計上した。
16年度予算案の総額は1539億円余で15年度6月補正予算後と比べると微増。普通建設事業費は101億6758万1000円で、城南中学校リニューアルの終了などにより15年度と比べて8・2%減少した。
16年度予算案について樋口雄一市長は、市の重点戦略プロジェクトに沿って@子育てA高齢者福祉B産業振興―などに重点を置いて編成したと説明。
主な建設事業では、コミュニティ施設建設事業(住吉悠遊館の本体工事、外構工事)に1億6328万8000円。リニア活用策検討調査では、リニア活用基本構想の策定などを進める。
福祉では、地域密着型特別養護老人ホームなどの拠点整備補助金に4億197万4000円、新規では、玉緒福祉センター再整備実施設計などに3187万2000円を計上した。
市発展の基盤づくりでは、甲府駅周辺土地区画整理事業で建物移転補償および道路築造工事などに21億2757万6000円。和戸町竜王線整備事業では、用地取得や物件移転補償などに5億6790万8000円。公営住宅整備では、北新団地建て替えB棟建設工事、むつみ荘1・3・5号館解体工事を行う。
学校施設では、小中学校の老朽化対策としてリニューアルを継続する。16年度は、小学校は中道南小校舎、玉緒小校舎、羽黒小校舎、伊勢小校舎、里垣小校舎、新田小屋内運動場改修工事など、中学校は城南中、南中校舎改修工事などを計画している。
新規では、史跡武田氏館跡総合案内所建設実施設計に3000万円などを計上した。