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北海道建設新聞社
2016/02/22

【群馬】渋川市が2016年度当初予算案を発表

渋川市(阿久津貞司市長)は22日、新年度予算案の説明会を開いた。普通建設事業費は、病院建設や小中学校の耐震化、北橘運動場整備などが一段落したことにより、前年度比46・7%減の31億6950万円。一般会計は同7・2%減の326億8000万円となった。阿久津市長は予算について「子どもの健やかな成長を支援することを反映した予算編成を行った」と説明した。
子育て支援や教育に関わる事業が目立った。新規事業では、古巻中学校の武道場建設に1億1109万円、渋川総合病院を活用する子育て支援拠点施設整備の備品購入などに3151万円を充てる。
市長がかねて整備を明言していた学校の空調については、渋川北小と橘北小に1億911万円を配分。小中学校天井等落下防止対策には2億3372万円を予算措置した。天井落下防止対策は、7小中学校の体育館や武道場を対象に実施する。
通学路の交通安全対策は新年度も継続して行う方針で、事業費3614万8000円を計上。市道1360号の歩道設置L120mなどを行う。
スポーツ振興による地域活性化も重点施策に挙げており、市総合運動公園内の陸上競技場大規模改修に2億2445万円を振り分けた。日本陸上競技連盟公認・第3種陸上競技場の認定を受けるため、スタンドなどを改修する。総事業費は約9億円を見込んでおり、数年かけて工事を行う。新年度は地質調査やスタンド、設備関連の改修を実施する。
このほか市民会館の耐震補強と大規模改修についても、数年計画で行う。新年度は耐震補強などの実施設計を委託し、18年度からの着工を見込んでいる。
土木関連では伊香保地区外環道路整備2990万円を新規事業化し、L390mで道路改良工事を行う。継続事業の県道高崎渋川線バイパス関連市道整備には9612万円を措置。三国橋の改修、市道三国線の改良工事などを実施していく。
今後の事業展開が期待されるのがJR八木原駅周辺整備だ。道路整備に165万円を計上しL230m区間の概略設計を委託する。関連するアクセス道路や自由通路の整備といった事業計画の策定に423万円を充当する。
耐震改修促進事業では、旅館など宿泊施設の耐震補強設計と耐震改修工事に対し補助し、耐震化を促す。予算額は1億2236万円。
そのほか、橋りょう維持補修事業9194万4000円◇川島地区「道の駅」設置1251万円◇市道炭附街道線舗装事業(伊香保地内)587万円−を盛り込んだ。