建通新聞社(神奈川)
2016/02/22
【神奈川】横浜市 恵比須町に研究開発拠点機能
横浜市経済局は、京浜臨海部の研究開発拠点機能強化に向け、民間主導で新たな研究開発拠点を整備する。賃貸型研究開発施設を建設し運営する事業者を公募・選定するため、2016年度当初予算案に事業費600万円を計上した。
施設の規模や機能の詳細、開所時期などは事業者の提案によることとする。事業者には環境・エネルギー、健康、医療などの分野でライフイノベーション国際戦略総合特区をリードする役割を担う企業の誘致を求める。
16年度に募集要領や審査基準を検討し公募を開始。16年度中に事業者を決定して施設を設計、17年度に建設工事に着手する。
研究開発施設は地上4階建て程度、延べ床面積8000平方bを見込む。
建設地は神奈川区恵比須町2ノ1ほか、昭和電工(東京都港区)横浜事業所の敷地の一部約4403平方b=図=。用途地域は工業で建ぺい率60%、容積率200%。横浜市が同社に貸し付けている市有地土地(JR貨物廃線跡地)と交換し、事業用地として公募事業者に貸し付ける。
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昭和電工は、同社の生産施設全体の再編を検討している。横浜事業所の敷地が廃線跡地で分断されているため、今回、新子安駅方の資材置き場の土地を横浜市所有の廃線跡地と交換し、敷地を一体利用する考え。
2月19日の市会国際・経済・港湾委員会で説明した。
提供:建通新聞社