富山県立中央病院は、既存棟改修事業として16年度当初予算案に9億4835万7000円を計上した。
がん患者の外来化学療法の大幅な件数増に対応するため、中央診療棟(5階建て)の1〜4階部分を改修し、通院治療室を拡充するほか、緩和ケアセンターや入退院センターなどを整備する。中央病棟(10階建て)の4階では、HCU(高度治療室)の改修を行う。
今夏に先端医療棟(RC造4階建て延べ約7237平方メートル)がオープンする予定で、機能の一部が新棟内に移ることから、既存棟を改修して有効活用を図る。
実施設計は奥田計画事務所(京都市上京区)が担当。
富山市西長江2丁目の県立中央病院は病床733床、建物延床面積6万2571・96平方メートル。