勝山市は19日、16年度当初予算案を発表した。
一般会計120億3590万円(前年度8・2%減)、特別会計81億6508万4000円(同5・2%増)、企業会計6億9556万1000円(同2・9%減)からなる総額208億9654万5000円(同3・2%減)となっている。
今回の予算案では、新体育館建設事業完了に伴い、新たな大型プロジェクトである「道の駅」建設準備のための予算を計上。また、ハード面の観光対策事業として、長尾山総合公園の維持管理、再整備事業および旧城下町周辺整備等を計上している。
山岸正裕市長は、会見にて「第五次勝山市総合計画の中間期にあたる本年度では、取り組みに幅と厚みを持たせた独自性を発揮し、特に地域経済の活性化を図る取り組みについては、行政の支援も視野に入れた民間活力の導入を図っていく」と述べた。
主な事業は、次のとおり。
【一般会計】
▽道の駅建設事業費 381万4000円(基本計画策定)
▽除雪関係費 9131万5000円(タイヤショベル除雪車更新など)
▽道路(単独)事業費 8532万5000円
▽道整備交付金事業費 4568万5000円
▽水路改良工事費 4700万円
▽長尾山総合公園管理費 4114万6000円
▽社会資本整備総合交付金(都市再生整備計画)事業費 4億3958万3000円(かつやま恐竜の森再整備など)
▽社会資本整備総合交付金(道路)事業費 7931万円(橋梁長寿命化工事他3事業)
▽公民館営繕工事費 2107万5000円(旧北谷公民館解体工事など)
▽旧木下家住宅整備活用事業 1億5930万2000円(15〜18年度の継続費で3億4962万3000円)
▽市営体育館取壊工事費 6300万円
▽海洋センター施設整備事業費 8929万1000円
【特別会計】
▽処理施設改築(交付金)事業費 3億9462万2000円(勝山浄化センター改築工事など)
▽下水道管渠布設(交付金)事業費 1億621万7000円
また、同日には一般会計1億2548万8000円からなる15年度3月補正予算案も公表。同累計額は131億9075万7000円となった。