静岡市は、2016年度当初予算案・下水道事業会計に建設改良費107億3195万円を盛り込んでいる。これは、15年度の100億1795万円と比べ約7%の微減。第3次静岡市総合計画の重点プロジェクトに浸水対策推進プラン下水道整備21億4586万円を盛り込み重点的に進めていく。
建設改良費のうち、下水道整備費は106億4948万円。その他は受益者負担金徴収費7084万円、器具機械費1093万円、リース資産購入費68万円となっている。
重点プロジェクトに盛り込んだ浸水対策推進プラン下水道整備は、大雨の浸水被害を軽減し、安心・安全な市民生活の確保を図る目的で、雨水ポンプ場などの整備が主になる。継続事業だが、清水区内に建設中の高橋雨水ポンプ場築造工事などを挙げている。浸水対策全体には22億9837万円を計上している。
その他の建設改良費の内訳は、下水道施設の改築・更新45億7958万円、下水道事業計画区域内の整備15億6226万円、下水道施設の耐震化8億6841万円、下水道汚泥燃料化施設の整備14億2331万円。
下水道施設の改築・更新では、高松処理区他の合計延長8000b、下水道事業計画区域内の整備は服織、長崎、三保地区他の合計延長6460bを盛り込んでいる。
下水道施設の耐震化には、城北処理区他の合計延長5000bや静清浄化センターを挙げ、下水道汚泥燃料化施設の整備は中島浄化センター汚泥燃料化事業を継続して進めていく。
提供:建通新聞社
(2016/2/22)
建通新聞社 静岡支社