玖珠町は同町山浦の慈恩の滝に近い国道210号沿いに、地域振興施設「道の駅 慈恩の滝くす(仮称)」の工事に着手した。設計は渠方設計、施工は虚~津工務店が6月15日の工期で請負った。町では「町の西の玄関口として、多くの観光客に慈恩の滝を楽しんでもらいたい」と話している。国、県と一体で敷地や周辺整備を進め、7月のオープンを目指している。
施設全体の面積は4439平方bで、新鮮な農産物や特産品、農産加工品などを展示販売する地域振興施設や道路、観光情報が得られる情報休憩室、駐車場(大型車7台、小型車30台など)を整備する。
同施設建設と周辺整備で▽国は同施設敷地の造成と駐車場整備、情報休憩室などを設置▽県は山浦地区住民が国道210号からの生活道として利用している県道の幅員の狭い箇所・線形不良を改良し、同施設に進入する際の国道210号の右折レーンを設置▽町は地域振興施設(W造平屋建て80平方b)、駐車場、遊歩道(スロープ)を整備する。
関連工事は次の通り。
◇国交省の関連工事と施工業者
▽敷地造成外工事(土砂埋立1万6000立方b、造成4400平方b)27年12月完了。河津建設
▽駐車場整備工事(同2200立方b、同2400平方b)7月上旬完成予定。河津建設
▽休憩施設建築工事(休憩所・トイレ=W造平屋建て160平方b、倉庫=W造平屋建て50平方b)工期6月15日。樺J組
▽休憩施設機械設備その他工事(90人浄化槽設置など)工期6月15日。且R村電設工業
▽情報提供装置設置(光電送装置設置など)工期6月30日。光陽無線
◇玖珠土木事務所
▽国道210号右折レーン(L=130b、W=3b)工期は3月末。朝日工業
▽県道菅原戸畑線改良工事慈恩の滝工区(L=700b、W=5・5(6・5)bは28年秋の完成予定で、現在通行止めの玖珠川に架かる、矢ノ釣橋(L=67b、W=車道5・7b)の解体を含む。6社で工事をしている。
提供:
大分建設新聞社